テイスティング方法と過去出題内容一覧

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「ソムリエ・エキスパート二次試験対策講座 2019年度版」
テイスティングのトレーニング方法とは?
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テイスティングのトレーニング方法はどのようにおこなえば良いのか?

皆さんのライフスタイルに合わせトレーニングをして頂ければ良いかと思います。

何個か良い方法をご提案します。


<目次>
【1】スクールで講師から学ぶ
【2】二次試験対策用ワイン(解説付き)を購入して学ぶ
【3】ソムリエがいるワインバーやレストランでトレーニングをする
【4】9年分の二次試験過去出題内容

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【1】スクールで講師から学ぶ
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スクールに通われている方は授業でテイスティング講座があります。そこで様々なワインのブラインドテイスティングをして講師の先生と自分のテイスティングとの感じ方の違い(ぶれ幅)を調整すると良いです。

皆さんの分からない事は、他の人も分からない事なので、恥ずかしがらずに講師の先生にどんどん聞いて理解を深めてください。

ワインのテイスティングというのは、トップソムリエでさえ生産地や品種を間違えるものなので正しい答えなんてない事を念頭においておいてください。ただ、色々と情報を整理して推測する事により正解が近くなるものなのです。

テイスティングを行っていくうちに得意な品種と苦手な品種がでてきます。いつもこの品種は間違えてしまう…。それは自然な事です。苦手な品種を克服する事も大切ですが、得意な品種を増やしていく気持ちで行うと良いです。

試験で求められている水準は「冷涼な感じの旧世界か、温暖な感じの新世界か」です。

そこのアプローチさえ分かっていれば問題なく合格します。少しずつ早い時期からしっかりとやっていけば必ず身に付きますので大丈夫です。安心して講師についていってください。


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【2】二次試験対策用ワイン(解説付き)を購入して学ぶ
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ここでのポイントは必ず「解説付きのワインセット」を購入して下さい。
テイスティングの独学は危険です。教科書だけの知識ではそのワインの本質は見抜けないですし、間違えていても誰も教えてくれないからです。

もしくは信用できる酒屋さんに行き、ワインのテイスティングに向いた要素のワインを選んでもらう事です。最近ではネットで詳細なテクニカルデータが見れるのでそれも活用するとよいと思います。

購入後、実際に3〜4種類のワインを同時にテイスティングを行い、模範解答で答え合わせをしてください。

ポイントとしては何種類か同時にテイスティングをする事です。そうする事で、色調の濃淡から香り、味わいの違いが比較が出来ると思います。比較する事が非常に大切で、個性や特徴を見つける手助けをしてくれます。

数種類も同時にやると、ワインを何本も開けないといけないからそんなに飲めないし、次の日は味が変わってるから困る。とお困りの方には良い方法があります。

100ccの小瓶をネットなどで購入(参考までにリンクを出しておきます)して、ボトルを開けたらすぐに小瓶に移してください。もちろん、入れる前は瓶を熱湯消毒してくださいね。しっかり密閉すると冷蔵庫で1週間程酸化を防ぐことができます。

また、市販の飲み物の空き瓶で代用する事も可能ですが、わずかに残った香りがワインに移ってしますので私はお勧めはできません。

小瓶に番号をこっそり書いておいて(自分なりに見えないようにして)少し暗くした部屋で何種類か同時にワインを選んでグラスに注ぎます。その後、数種類のワインのブラインドテイスティングをして、後で答え合わせなんて事を私は良くやってました。

薄暗くする事で外観からの情報で、答えの目星を付けてしまうリスクもありません。

一つ問題点があるとするならば、冷蔵庫を小瓶でかなり占拠してしまうので家族がいらっしゃる方は一声かけておいた方が良いです。家でもトレーニングが出来ますのでやってみてください。

テイスティングをするワイングラスも重要です。試験では国際規格のテイスティンググラス(INAOグラス、ISO規格)を使うので、自宅でも同様にこのグラスでテイスティングするのに慣れていた方が良いでしょう。楽天でも購入できます(以下にリンクを出しておきます。

比較テイスティングを行うので最低でも3脚必要です。割れることを考えても、6脚入りの箱で1箱購入しておく事をお勧めします。

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【3】ソムリエがいるワインバーやレストランでトレーニングをする
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友達や知り合いにソムリエさんがいたら、お店に行って教えて貰うのも良い方法です。良き水先案内人となるでしょう。

もちろん暇な時間帯でないと教えて貰えないとは思いますが。有資格の方なら一度しっかりと勉強をされて合格しているので、独自のテイスティングフォームを持っているはずです。

協会により近い考え方やアプローチを持って教えてくれると思います。

このように、3つのテイスティングのトレーニング方法をお伝え致しました。まだまだ何個か方法はあるのですが、多いと混乱してしまうのでこのくらいにしておきます。

いずれも皆さんが無理のない方法で学ばれると良いと思います。

継続は力なり!これを意識して、毎日少しずつで良いのでコツコツとトレーニングをしてみて下さい。1ヶ月後大きな気付きと成果がでる事と思います。
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【4】9年分の二次試験過去出題内容(ブドウ品種)一覧!

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過去に出題されたブドウ品種一覧(2010年~2018年までの9年分)です。

《略記》
GM…Gamay  GN…Grenache  GW…Gewurztraminer  MB…Malbec  MD…Musucadet  Nb…Nebbiolo  SG…Sangiovese  TT…Torrontes  Zi…Zinfandel

2018年

ソムリエ試験では、トロンテスがでてきましたね。実際の試験会場でトロンテスを選ぶのは勇気がいりますよね。

【ソムリエ】

・2016(-2) アルゼンチン TT
・2016(-2) フランス Ri
・2016(-2) オーストラリア Sy
・マデイラ
・カルヴァドス

【エキスパート】
・2016(-2) ドイツ Ri
・2015(-3) オーストラリア Ch
・2014(-4) 日本 Me
・2013(-5) フランス GN
・ベネディクティン


2017年

ソムリエ試験では、甲州がでました。教本でも、日本ワインのページが充実した年でもありました。日本ワインを世界に…

【ソムリエ】

・2016(-1) 日本 甲州
・2014(-3) オーストラリア CS
・2014(-3) イタリア SG
・オー ドゥ ヴィー ド キルシュ
・ドランブイ

【エキスパート】
・2015(-2) チリ SB
・2016(-1) フランス MD
・2015(-2) フランス GM
・2015(-2) アルゼンチン MB
・サンブーカ

2016年

ワインアドバイザーの呼称がの呼称に統一になった年でもあります。論述試験もこの年から始まりました。

【ソムリエ】
・2014(-2) フランス Ch
・2014(-2) オーストラリア Sy
・2013(-3) 日本 Muscat Bailey A
・マデイラ
・バ アルマニャック

【エキスパート】
・2013(-3) フランス Ri
・2013(-3) アメリカ Ch
・2014(-2) オーストラリア Sy
・2013(-3) スペイン Te
・泡盛

2015年

【ソムリエ】
・2012(-3) フランス SB
・2014(-1) フランス Ri
・2012(-3) ニュージーランド PN
・ジン
・スイート ヴェルモット

【エキスパート】
・2013(-2) オーストラリア Ri
・2012(-3) フランス Ch
・2014(-1) フランス Sy
・2012(-3) アメリカ CS
・コニャック
・アマレット

【ワインアドバイザー】
・2013(-2) オーストラリア Ri
・2012(-3) フランス Ch
・2014(-1) フランス Sy
・コニャック
・アマレット

2014年

【ソムリエ】
・2012(-2) アメリカ Ch
・2011(-3) オーストラリア CS
・2009(-5) フランス PN
・ドライ ヴェルモット
・カルヴァドス

【エキスパート】
・2011(-3) ドイツ Ri
・2013(-1) ニュージーランド SB
・2012(-2) アメリカ PN
・2009(-5) フランス Sy
・シングルモルト ウイスキー
・ガリアーノ

【ワインアドバイザー】
・2011(-3) ドイツ Ri
・2013(-1) ニュージーランド SB
・2012(-2) アメリカ PN
・シングルモルト ウイスキー
・ガリアーノ

2013年

【ソムリエ】
・2010(-3) オーストラリア Ch
・2011(-2) ドイツ Ri
・2009(-4) フランス Me
・マディラ
・グラッパ

【エキスパート】
・2009(-4) 日本 甲州
・2009(-4) フランス SB
・2009(-4) フランス CF
・2009(-4) アメリカ PN
・カルヴァドス
・トゥニー ポート

【ワインアドバイザー】
・2009(-4) 日本 甲州
・2009(-4) フランス SB
・2009(-4) フランス CF
・カルヴァドス
・トゥニー ポート

2012年

【ソムリエ】
・2009(-3) ドイツ Ri
・2009(-3) アメリカ PN
・2008(-4) フランス Sy
・ホワイトポート
・ダークラム

【エキスパート】
・2010(-2) オーストラリア Ri
・2011(-1) フランス Ch
・2009(-3) フランス GM
・2007(-5) イタリア Nb
・コアントロー
・カルヴァドス

【ワインアドバイザー】
・2008(-4) ニュージーランド SB
・2009(-3) フランス GM
・2007(-5) アメリカ Zi
・ジン
・コアントロー

2011年

【ソムリエ】
・2009(-2) アメリカ Ch
・2007(-4) イタリア SG
・2007(-4) オーストラリア Sy
・スーズ
・テキーラ

【エキスパート】
・2009(-2) アメリカ Ch
・2008(-3) フランス Ri
・2007(-4) オーストラリア Sy
・2004(-7) スペイン Te
・ドライ ヴェルモット
・ウォッカ

【ワインアドバイザー】
・2009(-2) アメリカ Ch
・2008(-3) フランス GW
・2007(-4) オーストラリア Sy
・マディラ
・グラッパ

2010年

【ソムリエ】
・2009(-1) フランス MD
・2005(-5) イタリア Nb
・2008(-2) オーストラリア Me
・ポート

【エキスパート】
・2006(-4) ドイツ Ri
・2008(-2) 日本 Ch
・2002(-8) フランス Me
・アマレット

【ワインアドバイザー】
・2006(-4) ドイツ Ri
・2008(-2) 日本 Ch
・2007(-3) フランス Sy
・アマレット

以上です。