20.香りの分類 スーボワ〜土
【スーボワ】…第3アロマ
「森の下生え」を意味しており、樹木やシダなどの下草、湿った土などが混ざり合い、湿気を帯びた熟成感のあるワインに対して用いられる言葉です。
腐葉土と似た様な表現ですが、スーボワには枯れ葉、湿った樹皮、キノコや灌木などが混ざり合った茶色いニュアンスがまだ残り、腐葉土には湿った黒い土に近づく印象です。
【トリュフ】…第3アロマ
官能的な香りを持ち、黒いダイヤモンドとも称されるトリュフ。最大級の賛辞であり、あまり使う機会のない単語です。赤ワインに対して使われる際は、究極の熟成香を表しています。良い状態で長い熟成を経た赤ワインに対して、なかでもポムロールやサン・テミリオンのメルローで造られたワインに生じやすい事も。
【腐葉土】…第3アロマ
「森の下生え」の香りが発展すると「腐葉土」の香りとなります。
*スーボワと腐葉土の違いとは?
スーボワには枯れた落ち葉などの茶色いニュアンスがまだ残り、腐葉土の方は動物的な血液が酸化した様な香りが加わり湿った黒い土に近づくようなニュアンスです。
【土】…第3アロマ
腐葉土とは別の土の表現で、熟成感を表すというよりは埃っぽく乾いた土のニュアンスです。2017年に出題された赤ワイン全ての模範解答に選ばれています。
今日はここまでです。
また、明日お会いしましょう。
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