7.香りの分類 柑橘類〜洋梨

二次試験に出てくる香りとはどの様な事を指すのか、分類と特徴をお伝えしていきます。

テイスティングをされている時に実際にする香りや架空の香りと様々な表現方法があり、その香りが表現する意味を理解していきましょう。

《果実編》

【柑橘類】…第1アロマ
以下のフルーツをまとめて柑橘類と用います。冷涼地の白ワイン全般に用いられ、香りの特徴や酸味と甘みのバランスに合わせてフルーツを選んでいくと良いです。また、果実とワインの色調がリンクしている事も多いです。
・ライム
柑橘系で最も冷涼なイメージです。強い酸味を連想させるグリーンな香りを表します。
・レモン
酸味を感じさせるものの、青っぽくグリーンなトーンがないワインに使われます。
・グレープフルーツ
同じ冷涼地ならが、柑橘系の中では甘いニュアンスを感じる香りです。

【青リンゴ】【リンゴ】…第1アロマ
りんごの様な甘酸っぱい香りを表し、白ワイン全般に使われる表現です。
リースリングやソーヴィニオン・ブランなどの青っぽく爽やかなニュアンスをもつワインには「青リンゴ」、シャルドネや甲州、ミュスカデなど青リンゴよりも熟度が高く洋梨よりも低い中間的なニュアンスで「リンゴ」と用います。
また、造られた熟度の高いワインには「りんごの蜜」などと表現されます。

【洋梨】…第1アロマ
りんごと同様に様々な白ブドウ品種に対して使われる言葉です。
りんごの甘酸っぱいニュアンスより、甘さを表現したい時に用いられる事が多いです。
「りんご」と表現される香りよりも、熟度が高く甘い香りを帯びたシャルドネやシュナンブランなどのワインに使われます。どちらかというと温暖な気候で造られた白ワインに良く見られます。
より甘いニュアンスを表現する時には、シロップで煮た「洋梨のコンポート」と表現します。

今日の授業はここまで。
また明日お会いしましょう。

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