9.香りの分類 パッションフルーツ〜ライチ

【パッションフルーツ】…第1アロマ
甘く熟したブドウや貴腐ブドウで造られた甘口ワインに使われる表現です。
辛口であってもチリやニュージーランド、アメリカの成熟したソーヴィニオン・ブランなど、温暖なエリアでスキンコンタクトされたものには顕著に現れます。

【バナナ】…第1・第2アロマ
温暖な気候で造られた白ワインに表れるトロピカルフルーツ系の香りとして第1アロマで表現します。
マセラシオン・カルボニクで醸造された赤ワインで出る香りには、発酵由来の第2アロマとして表現します。
また、白ワインでも発酵後間もないワインにはバナナの香りが感じられる事もあります。

【マンゴー】…第1アロマ
カリフォルニア州や南オーストラリアの完熟したシャルドネの様に熟度の高いものに現れます。また、遅摘みワインにも使われる表現です。
相性の良い樽香のヴァニラと合わせて「マンゴータルト」のような香りに感じる事もあります。

【ライチ】…第1アロマ
ゲヴェルツトラミネール特有の香りで、他の品種にはなかなか感じられない香りです。その為、ライチの香りが出たら高い可能性でゲヴェルツトラミネールを使用したワインである事が推測出来ます。

今日の授業はここまで。
また明日お会いしましょう。

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